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小論文のツボ48 信じる美しさより疑う誠実さを。

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「論理的思考のツボ」の2回目。

今回は論理的に考えるときの基本的な「姿勢」の話をします。

小論文に限らず、資料文を読んで筆者の主義主張を的確に理解し、それについてバランスよく考えるのは、文章を書く上で非常に重要な技術です。

しかし、これがなかなか難しい。

筆者の主張を自分の都合のよいように解釈してしまったり、筆者の意見に同調するあまり、何も自分の意見が生み出せなくなったりすることはよくあることです。

そして、この状態を脱するために、ぜひ、覚えておいてほしい基本的な「姿勢」が、

すべての物事を誠実に疑う。

ということです。

日本の社会や教育の場では、「信じる美しさ」が強調されることはあっても、「疑う誠実さ」の大切さがアナウンスされることはあまりありません。

先生や目上の人の言うことを素直に聞き、与えられた文章はすべて正しいものとして受け容れる。また論理的に思考を突きつめることよりも、感情的に何かを「信じる」ことの素晴らしさが賞賛される。

そのような状況下では、相手の考えを本当に深く理解し、それをバランス良く考えようとする態度は身につきません。

人の話を聴いたり、文章を読むときは、つねに「これは本当だろうか?」と自分に問いかけまましょう。みなが賛同するであろう「正論」の時はなおさらです。

そしてここでのポイントは、「誠実に」疑うことです。

人間誰しも自分にとって好ましい意見にはプラスの評価を下したくなります。逆に不快感を覚える意見にはネガティブに反応しがちです。

しかし、この自然な心の動きをいったん括弧でくくって外に出すことで、物事のあらたな一面が見えてくるのです。(私はこれを「いいなと思ったら検察官を、やだなと思ったら弁護士を登場させる」と呼んでいます)

いつの時代でも物事の新たな地平を開くのは、あらゆるものを誠実に疑う「ひねくれもの」です。

さあ、あなたも勇気をだして今日から「誠実なひねくれもの」になりましょう。

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