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小論文のツボ51 安易に「二者択一」に持ち込んではいけない。

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じつは物事を論ずる際に重要なのが「結論」より「問題設定」であることは非常に多いものです。

「問題設定」が凡庸であれば、どんなに精緻に議論を重ねても、「結論」は凡庸にならざるを得ません。出発地点が誤っているのですから、到着地点が求めているものと異なってしまうのは当然のことでしょう。

そして凡庸な「問題設定」を回避したいのであれば、

安易な「二者択一」には持ち込まない。

という心構えを持ちましょう。

例を挙げます。

  • 体罰は是か非か?
  • 出生前診断は許されるべきか、否か?
  • 専業主「夫」はアリかナシか?

これらは、いわゆる「YES/NOクエスチョン」と呼ばれるもの。

これらは雑誌やテレビのタイトルにありがちですが、本来もっとデリケートに細かく議論すべき問題をあまりにも大雑把にくくってしまうため、ろくな議論になりません。

最終的には「YES/NO」を下さなければならないとしても、その前に丁寧な状況の検証を行うべきなのです。

もう一つ例を挙げます。

  • 日本は今後アジア重視で行くべきか?アメリカ重視で行くべきか?
  • 当社は今後、男性、女性、どちらをターゲットに商品を開発すべきか?
  • これから始めるのなら、ツイッターとFacebookどちらにするべきか?

これらはいわば、「AorBクエスチョン」とでも呼ばれるべきものです。

たしかにこの手の問題設定を行わざるを得ない状況があることは理解できます。

しかし、その前に、

はたしてAとBでよいのか? CやDの可能性はないのか?

という問題意識はつねに持っているべきでしょう。

「二者択一」の問題設定は、一歩間違うとはじめに結論ありきの空虚な議論を招いてしまいます。

思考と可能性の幅はなるべく広く保ち、何のために論ずるのかをつねに意識する。そして「二者択一」の問題設定を行うのであれば、それに本当に論ずる価値があるのかをしっかり考えましょう。

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