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小論文のツボ52 思考は360度で。

投稿日:2013年12月30日 更新日:


前回までの説明で思考と可能性の幅を広く保つことの重要性はお分かりいただけたと思います。

では、どうすれば思考の幅を広くすることができるか?

そのためには以下の図のように、6つの方向に自分の思考を「ずらす」方法をマスターしましょう。


やりやすい順に解説しましょう。

まず、「ある事実・意見」を、「なぜ?」と「下」方向に考えてみます。

「なぜ売上が落ちたのだろう?」「なぜ日本人は英語が苦手と言われるのだろう?」

原因や理由を考える一番簡単な方法です。

つぎに「ということは?」と「上」方向に考えます。これは「論理的に導かれる結論」を考えるときに有効です。

「ターゲットをシニアに絞ったところ反応率がアップした。ということは?」
「韓国では小学校の段階から徹底した英語教育が行われる。ということは?」

このようにある事実や考えの展開形を考える時に役立ちます。

さらに、「対極は?」「同類は?」と、「左右」に正反対の例や、同じような例を思い出します。

「商品Aの購買層の対極に存在するのは?」
「日本と同じように英語が苦手な同類の国は?」

こうやって対極にあるものや同類と思われるものと比較することで、そのものの持つ特徴があぶり出されます。

そして最後は、「昔は?」「このまま行くと?」と、時間軸を「前後」に移動してみます。

「商品Aの今までの売上推移は?」
「日本の英語教育がこのまま行くと?」

上方向の「ということは?」が論理的な帰結を考える質問であるのに対し、こちらは時間軸に沿った振り返りと未来予想です。

時間軸を行き来することで現在の特徴が見えてきます。

「思考」も技術です。

このように、基準となる「ある事実・意見」を、360度さまざまな方向に「ずらし」「ゆらす」ことで、思考の幅を広げていくのです。

次項以降、それぞれをもう少しくわしく説明しましょう。


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