小論文は、
①設問分析
②プロット作成
③執筆
④推敲
の4つのステップで作成します。
まず、「①設問分析」。
ここを誤ると、文章自体が「あさっての方向」に行ってしまいますので注意深くやりましょう。
設問や、与えられた条件をよく分析して「書くべきことは何か?」「どのような構成で書くべきか?」を考え、文章の方向性を確定します。
つぎに「②プロット作成」。
“プロット”とは、簡単に言うと「あらすじ」のこと。
じつはこの「プロット作成」が小論文の作成においては一番重要です。
きちんとしたプロットが完成すれば、すでに70%は完成したといってもよいでしょう。
ここでは、
「段落構成と字数配分」
「トピックセンテンス(=骨となる文)の記入」
「触れるべき内容のメモ」を行います。
プロット作成は、いわば、文章の「設計図」を作る作業です。そしてこの部分で全エネルギーの半分くらいを使います。それくらい重要な作業だと思ってください。
そしてプロットが完成したら、「③執筆」です。
プロットに記されたトピックセンテンスに「サポートセンテンス(=肉となる文章)」を書き足す形で書いていきます。
時間は一番かかるステップですが、きちんとプロットができていれば一番楽しいステップです。
「トピックセンテンスの言い換え」
「具体例の報告」
「主張をシミュレーションした結果」
の3つを中心に書いていきましょう。
そして、最後に「④推敲」。
推敲はできれば執筆から少し時間をおいてから行いましょう。
執筆中は、ある意味「熱中状態」。
その時は素晴らしい文章が書けたと思っても、後で見直すとおかしな部分が多々あるものです。
だからもし時間が許せば小論文をちょっと「寝かせ」、少しクールダウンしてから他人の目で推敲を行いましょう。
以上が、小論文作成のための4つのステップです。次項から4つのステップを一つずつ説明していきます。
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