構成も内容もおまかせの「自由記述」型のテーマが出されたときに「本当に使える3つの型」。
一つ目は、基本中の基本、「応答」「根拠」「提案・抱負」です。
なぜ、この型が基本中の基本なのか。
それは、文章の「焦点」が定まりやすく、かつ「作文」にも「論文」にも応用の利く、柔軟性の高い型だからです。
時代はスピードが要求される高度情報化社会。
まずは与えられたテーマに関して、言いたいことを簡潔に「応答」しましょう。つまり、「結論を最初に書いてしまう」のです。
たとえば、テーマが「将来の夢」であれば、冒頭の一文で「私の将来の夢は○○です」と宣言してしまいましょう。
同様に「今後の当社の可能性」であれば、「今後の当社の可能性として最初に挙げるべきは、××である」と応えましょう。
このように文章の冒頭でテーマに端的に応えてしまうことで、読者に(そして自分にも)一番伝えたいことが明確に伝わります。
その後は、どうしてそのような「応答」になったのか、「根拠」を挙げます。
作文型のテーマであれば、多くの場合、過去の経験談が来ます。
論文型であれば、その「応答」を支える社会的な事実が語られるでしょう。
その上で、最後に未来に向けて「提案」、あるいは自らの「抱負」を語って答案を締めくくることでまとまりのある文章になります。
比較的、単純なテーマで短めの文章ならば、迷わずこの「型」を使う事をお薦めします。
以下に、作文、論文それぞれのテーマでこの「型」を適用した例を挙げておきます。ぜひ、参考にしてください。
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小論文の書き方のコツをすべて伝授! 小論文のツボ60 - 作文と小論文の違いから日頃の訓練法まで- 石井秀明 論文オンライン 2014-01-01 |
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