さて、今日は、
「小論文お悩み相談」です。
今回は高3生の「オキスタ」さんから、
なかなかチャレンジングなお悩み(?)をいただきました(笑)。
【質問】
論文のテーマに関する知識がなくてもそれっぽく書ける小手先のテクニックを教えて欲しいです。(オキスタ)
【回答】
はい。「小手先のテクニック」ですね。
ずばり、お答えいたしましょう。
以下の3つのテクニックを使ってみて下さい。
1)とにかく自分の知っていることにこじつける
2)難しげな熟語やカタカナを使って書く
3)エライ人(実在でなくても可)の言葉をでっち上げる
まず、
「1)とにかく自分の知っていることにこじつける」
は、王道中の王道です。
昔の大学の試験でよく学生が使った(といわれている)手法ですが、
「カントの純粋理性批判はさておき、美味しいカレーの作り方は・・・」
といった感じで、与えられたテーマとは関係のない、自分の知っていることを延々と書き連ねていく方法です。
ただ、さすがに「美味しいカレーの作り方」では、「それっぽく」なりませんので、自分の志望領域の小論文の模範解答を丸暗記してしまいましょう。
そうすれば、どんなテーマがでても「白紙答案」は回避できます。
つぎに、
「2)難しげな熟語やカタカナを使って書く」のも、
「それっぽく」書くには有効です。
たとえば、
「アルバイトの時給は社会の景気に左右される」
という、何の変哲もない文章も、
「時間単位で労働力を提供する非正規社員の報酬は、ソーシャルなエコノミクスの状況とパラレルである」
と書けば、あら不思議。
いきなり「アカデミック」で、「スノッブ」で、「ペダンチック」になりましたね?
そして、最後の飛び道具は、
「3)エライ人(実在でなくても可)の言葉をでっち上げる」
です。
これは、
「ソシュールいわく・・・」
「ガウスいわく・・・」
「ケインズいわく・・・」
と、エライ人の言葉を引用して、自分の考えに「箔」をつける方法で、けっこう大学の先生なども使っている方法なのですが、
有名な人ほど、
”ウソとばれる危険性がある”
ため、思い切って架空の偉人を作ってしまうことをおすすめします。
最近であれば、インド系や北欧系に聞こえる人名がよいでしょう。
「アルミ・カーンいわく・・・」
「ハル・ウリリスマキいわく・・・」
と、それっぽい名前をでっち上げて、その後ろに自分に都合のよい文章をつなげてください。
その際は、2)のテクニックを使う事もお忘れなく。
さあ、以上、
【テーマに関する知識がなくても、「それっぽく」書くための3つのテクニック】
を解説してきました。
「オキスタ」さん、
ぜひ「自己責任」で使ってみてください。
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ただ、これらのテクニックを駆使して「合格してしまった」場合ですが・・・・
悪いことはいいません。
その志望先は、ろくな大学ではありませんので、入学を辞退することをお勧めします。
そこの教員の知的レベルが低すぎるか、経営が大変で、だれでもいいから学生を取りたがっている可能性が高く、入学したあとに大きく後悔する可能性が高いからです。
やはり、しっかりした内容の小論文を書いて、しっかりした大学に入学しましょう。
必要な知識を入手する時のポイントは、
ぜひ、お読みいただいて、残り時間を有効に使い、中身のある小論文の書き方をマスターして下さいね。
また何かあったらお気軽にどうぞ。