3-4:他人の目で冷静に推敲しよう


【ご注意!】 このサイトの記述内容は、本が発行された2002年の状況が元となっております。小論文を巡る状況は大きく変わりましたので、最新の知見につきましては「論文オンライン」の公式Webサイトをご覧ください。

小論文を書き上げたら、かならず推敲しよう!他人の目になって冷静に。ただし、変更は最小限に。

もう一人の自分の登場

小論文の答案を書き上げたら、最後にあなたがするべきことは、推敲です。この段階では、誤字脱字、不適切な表現などを最小限修正します。

そして、推敲するときは、あたかも他人の文章を読むような気持ちで、自分の文章をつき放して読むようにしましょう。もう一人の自分が冷静に答案をチェックするのです。そうすることで、自分の答案の問題点が見えてきます。

修正は最小限に。ふたたびぜったいにプロットを変更しないこと!

推敲の際、まず、覚えておかなければならないことは、「修正は最小限にする」ということです。

だれでも、修正だらけの汚い原稿は読みたくありません。誤字、脱字等、明らかな間違いは消しゴムで丁寧に消して訂正し、あまり長い文章の修正は行わないでください。

まして、推敲段階にいたって、プロットを変えるなどの大きな変更はぜったい禁止です。

追いつめられた状況下では、新しく思いついたプロットのほうがよく見えてしまうものです。しかし、後で冷静に見直すと最初のプロットと大した差がないことが多いのです。ですから書き直したくなってもグッとこらえて、細かいミスだけをつぶすつもりで推敲を行ってください。

それでは以下に、推敲のときここだけは確認して欲しいチェックポイントを挙げます。推敲のとき、参考にしてください。

ここだけはかならずチェック!推敲の絶対確認ポイント

  • 推敲のポイント 起こしやすいミス
  • 誤字・脱字はないか 単純な誤字・脱字がある
  • 表現におかしなものはないか 主述がねじれている
  • カッコを閉じ忘れている
  • 副詞が呼応していない
  • 読点が多すぎる/少なすぎる
  • 文体が統一されていない
  • 表記上の誤りがある
  • 用字用語の表記が統一されていない
  • 字数制限を守っているか 最低字数を下回っている/最高字数を超えている
  • 原稿用紙の使い方は間違っていないか 【原稿用紙の使い方】を守っていない

さて、以上で実戦的な小論文の書き方の説明は終わりです。



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