今日は「ナンバリング」について伝えたいことが3つあります。
1つめは、「ナンバリング」を使うことで、複雑な内容が分かりやすく伝えられる、ということ。
2つめは、「ナンバリング」は、「予告文」と「関係記述語」で成立すること。
3つめは、「ナンバリング」を使うことによって、その文章が「あらかじめ計画されたものである」ことをアピールすることができること、です。
・・・と、ここまで読んできておわかりでしょうが、上記のような説明の仕方を「ナンバリング」と言います。
もし、上記の内容をナンバリングを使わずに表現するとすれば、たとえば以下のようになるでしょう。
<ナンバリングを使わない文章>
私が今日伝えたいことは、「ナンバリング」というのは複数の項目があるときに、それをわかりやすく伝えることができることと、ナンバリングが「予告文」と「関係記述語」で成り立っていること、そしてナンバリングを使用することで、その文章があらかじめ計画されたものであることをアピールすることができることです。
いかがでしょう?
頭に入って来やすさが違うと思いませんか?
「ナンバリング」を使用することで、読んでいる方は安心して読み進めることができるのです。
ナンバリングを使うときは、まず、「予告文」で、いくつ項目があるかを宣言します。
このツボの説明で言えば、冒頭の「今日は『ナンバリング』について伝えたいことが3つあります」という一文です。
そして、予告文に続いて、
「第1に・・・、第2に・・・、第3に・・・・」や、
「まず・・・、つぎに・・・・、最後に・・・・」など、
「関係記述語」を用いて一つずつ説明していきます。
こうすることで、読者は、その文章が事前の計画にもとづいた「しっかりした文章」であると好感を持ってくれます。そしてすんなりと複雑な事柄を理解してくれるのです。
ぜひ意識してナンバリングを使いましょう。
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