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小論文のツボ21 「根拠」は、「証例」と「反例」の2種類

投稿日:2013年12月11日 更新日:

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「論」の三要素は、「引用」「判断」「根拠」。

そのうち「根拠」は、自分の「判断」が正しいことを読者に分からせる重要な部分です。

ここがしっかりしていないと読者は納得してくれません。

そして、「根拠」の種類は以下の2つ。

「反例」……相手の意見が間違っていることが分かる事実・推論
「証例」……自分の意見が正しいことことが分かる事実・推論

例を挙げましょう。

「引用(相手の意見)」
現在社内に、グローバル化の流れに対応し、当社も生産コストのダウンのため工場を海外に移転させるべきである、という意見がある。

「判断(自分の意見)」
当社に関しては、工場を移転させる必要はない。国内にとどまるべきだ。

「根拠①(反例)」
なぜなら当社の場合、取引先のほとんどが国内企業であり、輸送費や移転先のカントリーリスクを考えると、そのメリットが限定されるからである。

「根拠②(証例)」
また、当社の技術は多分に職人技を持った熟練職員に負う部分が大きい。技術継承の面から見ても、国内にとどまるのが望ましい。

この例から分かるように、自分の意見が正しいことを証明するためには、「相手が間違っている証拠」を挙げるか、だれもが認めざるを得ない「自分が正しい証拠」を挙げる必要があります。

もちろん、どちらかだけでなく、両方使ってもらっても構いません。

また、「もし、相手の意見が正しいとすると、こんな矛盾や問題点が発生する」という「推論」でも構いません。

たとえば、「根拠②」のあとに「もし、当社が工場を海外に移転すれば、当社の高い技術力を維持するのは困難になるだろう。最悪、当社の信用に傷が付くことになりかねない」というように、「もし・・・ならば」という形で付け加えることもできます。

ただ、これはあくまでも推論ですので使いすぎないようにしてください。

ポイントは、「証例」にせよ「反例」にせよ、なるべくだれもが検証できる客観的事実を挙げることです。


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石井秀明

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