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小論文のツボ60 日頃の訓練のツボ

小論文のツボ60 視点を変えながら毎日を生きる。

投稿日:2013年12月30日 更新日:

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小論文の日頃の訓練法。最後のツボは、

視点を変えながら毎日を生きる

です。

「そんなたくさん書くネタないですよ。毎日同じようなことを繰り返してますしね」

かつて昇進・昇格試験用の添削指導を受けていた受講生の一人は、私にこう言いました。

自分の人生は単調で、書くに値するようなことはめったにない。

そう感じる人はけっこう多いようです。

しかし、果たしてそうでしょうか?

人間はものの見方を変えることで、同じものからも新しい情報(=ネタ)を得ることができます。

たとえば、社会人の方は、今日一日社長になったつもりで、自分の周りの環境や,自分の仕事の意味を考えてみましょう。あるいは、部下になったつもりで、自分の言動を客観視してみてはどうでしょう。

きっといつもの仕事はその姿を大きく変えてあなたの前に表れるはずです。

また、学生であれば、自分が先生になったつもりで授業を受ける。あるいは、親の立場に立って自分の行動を観察してみることでいつもと違った生活を送ることができるでしょう。

もし、頭の中だけで見方を変えるのが難しければ、物理的な時間と場所を変えてみます。

いつもより一本早い列車に乗る。

いつもとは違うルートを通って会社や学校にに行く。

いつもより早く出勤してこっそり上司の椅子に座ったり、教壇に立ったりしてみる。

きっと物事が新鮮に感じられるはずです。

CHANGING PLACE  (いつもと違った場所に行き)
CHANGING TIME  (ちょっと違った時間を過ごせば)
CHANGING THOUGHTS (いつもと違う考えが浮かび)
CHANGING FUTURE (きっと未来は変わり出す)

これは、現代美術の作家 Marurizio Nannucci の言葉です。

ちょっと見方を変えれば、あなたの生活は「考えるヒント」と「書くべきネタ」に満ちあふれていることに気づくでしょう。

あなたの小論文もきっと奥行きと深みのあるものになるはずです。


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石井秀明

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